OUR STORY

ケスレは、スキーへの情熱、山岳スポーツへの愛情、そして創業時から変わらないパイオニア精神で、アスリートが新たな高みに到達するために、卓越したスポーツ製品の製造に専念しています。

KÄSTLE MISSION

since 1924

革新を目指すこと。テクノロジーの追求。途切れることのないパイオニア精神。

ウィンタースポーツとマウンテンバイクの中心地、チェコのノヴェ・メスト・ナ・モラヴェの製造拠点では、革新的なスキー製造のために最新施設への大規模な投資が行われました。

1924年、創設者アントン・ケスレの勇敢なパイオニア精神から、オーストリアで始まったケスレの歴史。この精神は、今もなおブランドと製造チームに根付いており、情熱的なスキーヤーのために、性能・品質・耐久性に優れた革新的な製品をつくり続けています。

FAST AS EVER

2019年には、アルペンワールドカップへ約20年振りの復帰を果たしたことで、”FAST AS EVER”がケスレの新しいコンセプトとなりました。このコンセプトは、アルペンレーシングにおいて、グローバルなスキーマーケットで、主導的なプレーヤーとなるための想いを表しています。

過去にトニー・ザイラーやピルミン・ツルブリッゲンといったレジェンドによって築かれた遺産は、近年のオリンピックや世界選手権の金メダリストでもあるエスター・レデツカ、イルカ・ステュヘッチ、ジャスミン・フルリーなどが継承し、ケスレを再び世界のトップブランドへと導きます。

ケスレの歴史

ケスレの始まり

アントン・ケスレがホヘネムスの工場で最初のスキーを製造し、ケスレの歴史が始まった。

アールベルグスキー

アールベルクレーシングスキーを開発し大きな成功を収めた。しかし、第二次世界大戦中 (1937年 - 1939年) は、原材料の不足により生産が中断された。

スキー生産の再開

戦争が終わり、ケスレスキーの生産が再開。

最初の金メダル

コロラド州アスペンで開催された世界選手権でトルーデ・ベイサーがケスレで初めて金メダルを獲得。

オリンピックでの成功

オスロでのオリンピックでケスレ使用の選手が3つの金メダルを獲得したことにより、ケスレブランドは国際的なブランドに成長。

CPM構造

ケスレはCPM(コンパウンド-プラスチック-メタル)構造のスキーを開発。これが後にサンドイッチ構造のスキー開発につながった。

買収

ヨーゼフ・フィッシャーと妹のセルマ・シュトゥルムバーガーがアントン・ケスレからフォア アールベルク・ホヘネムスのスキー工場を買収した。

ロゴ

ダブルアロー(2本の矢印)が初めて登場し、新しい商標として導入された。

世界最強チーム

ケスレチームは、カルガリーオリンピックで、金メダル4個、銀メダル6個、銅メダル6個を獲得。さらにピルミン・ツルブリッゲンが3回目のワールドカップ総合優勝を果たした。

新しいオーナー

イタリアの大手ファッション企業”ベネトン”がケスレを買収。

ケスレの復活

ケスレブランドは、フォア アールベルグのルドルフ・クヌンツ率いる投資家グループと共に大凡10年振りの復活を遂げた。

再び始まりの地へ

ケスレは本社機能のすべてを、始まりの地であるホヘネムスに移転した。

新しいパートナー

チェコのコンシルスポーツがケスレの過半数の株を獲得し、実質的なオーナーとなった。これにより、ケスレは製品ポートフォリオを拡大し、国際的ブランドになるための準備を整えた。

左から: ベルンド・クヌンツ、トーマス・ネメッツ、ルドルフ・クヌンツ、ブラディミール・デュサネック

近代化と自動化

ケスレは2つ目の自社生産工場、そしてノルディック拠点をチェコのノヴェ・メスト・ナ・モラーヴェに設置。アルペン拠点は、そのままホヘネムスで継続することとなった。

工場の近代化と自動化で、生産規模は大きく拡大。さらに太陽光発電システムの大規模な投資を行い、エネルギーの大部分を再生可能エネルギーから得ることが可能となった。ケスレは、持続可能性と環境保護の両分野におけるリーディングカンパニーを目指す。

新たな時代へ

2022年、ケスレのレーシングチームは新たな時代へ。レーシングサービス部門を補強し、オリンピックチャンピオンのエスター・レデツカ、スピード系種目で2度の世界チャンピオンのイルカ・ステュヘッチ、スラローム第1シードのマルティナ・デュボフスカらが中心となり、ライナー・ナッハバウアー率いるレーシングチームはコルチナ2026に向けた体制を整えつつある。

再びトップへ

2023 年 1 月 21 日、イルカ・ステュヘッチがコルチナで行われたダウンヒルワールドカップで優勝。ケスレは時を超えてアルペンワールドカップの頂点に返り咲いた。 イルカはワールドカップ最終戦でも優勝し、ダウンヒル総合では、ソフィア・ゴッジャに次ぐ2位を獲得。